2020年4月14日火曜日

PIC32MX USBMSC USBメモリで音声再生7_レイアウトの手直しからガーバーファイルの出力


"PIC32MX USBMSC USBメモリで音声再生"の基板を、seeedのFusion PCBに発注しました。20200327

オートルータで配線を終えた後、気づいた点をいろいろといぢくり回して、結局かなりの部分に手を入れました。

備忘録としてメモを残します。
・PCBアートワークのグリッドはmm単位とする。
KiCADのPCBのアートワークのグリッドは、インチかメートル単位を選べるのですが、基本はメートル単位系でグリッドを指定して作業します。

・リード部品の取り付け寸法は、0.5mm単位とする。
リード線で取り付けるリード部品(抵抗やコンデンサなど)のフットプリントの寸法について、2.5mm単位で、フットプリントを作成しています。 単位系を出来るだけメートル系にそろえて、できるだけ0.5mm単位とし配線時の線のズレを少なくするようにしています。

・リード部品フットプリントのセンターは1番ピンとする。
フットプリントの配置位置を決める際に回転などを行うのですが、フットプリントの中心点を1番ピンにしておくと後々の部品の配置とルータ配線の収まり具合がよいです。
 例えばリード部品の抵抗など、フットプリントの大きさを2.5mmで作成した場合、センターを部品の中央とすると、両方の足まで 1.25mmとなってしまい、0.5mmとしたグリッドの位置との兼ね合いが上手くありません。

・スイッチ・コネクタ・ボリューム部品のセンターは部品の中心とする。
スイッチやコネクタなど、ケースに穴をあける必要がある部品は、フットプリントのセンターの位置は部品の中央にします。 このように指定することにより、ケースの穴あけ位置をmm単位でちょうど良い位置に指定できます。 

・GNDラインについて、線幅を細目に指定する。
今まで1.2mm幅の0.2mmクリアランスで配線していましたが、最後にベタパターンを入れて、パッドをサーマルスポークで接続すると、接続幅が広がってサーマルパターンが上手く機能しくなります。その為GNDの線幅は細く設定することにしました。 線幅を細くした分クリアランスを大目設定し、0.6mm幅の0.5mmクリアランスで配線するのが自分が行うデザインとして適当なようです。 ちなみにベタのサーマルパターンはサーマルクリアランス0.3mm、サーマルスポイーク幅0.3mmとしています。
  GND配線 ⇒ 0.6mm幅、0.5mmクリアランス
  サーマルパターン ⇒ サーマルクリアランス0.3mm、サーマルスポイーク幅0.3mm



・KiCADからガーバーファイルを出力する方法について、
発注先の Fusion PCB の下記サイトを参考にガーバーファイルを出力します。

 KiCADからガーバーファイルを出力する方法(Seeed)

※上記リンク先の説明とKiCADのバージョンが異なって若干迷ったので、実際に指定した箇所を下記に明記しておきます。

ガーバーファイル出力設定

ドリルファイル出力設定




・KiCADから出力したガーバーファイル名称を変更、
下記リンク先の注意点に従って、ドリルファイルの拡張子を.txt、外形ファイルの拡張子を.gmlに変更し、zip形式に圧縮します。

 ガーバーファイルを生成する方法(Seeed)

ドリルファイル .drl ⇒ .TXT


外形ファイル .gm1 ⇒ .GML


こちら(FusionPCB)でガーバーファイルをアップロードした後、ガーバービューアーでアップロードしたデータに問題が無いか確認します。








・アップロードデータに問題なければ、基板の大きさなどを確認して、支払い手続きにすすみます。





・支払い方法、住所などを入力して、下記画面が出たら完了です。

KT0913 FMラジオの作成(8) 出来上がったPCB基板にミスあり。

  FusionPCB から基板がとどきました。20240121. 1月11日に発注したので10日で出来上がって届きました。 早速組み立てましたがが、イヤホンジャックのフットプリントが裏返っており、痛恨のミス。。。 しかしながら、他にも問題が無いか一通り組み立ててチェックしました...