2021年2月13日土曜日

VFD_LD8035E_CLOCK 開発日誌(10) SOSC動きました。。。しかしながら原因不明、、、

 動かなかった SOSCですがあちこち弄っているうちに復活しました。。。止まっていた原因不明です。


使用しているPIC32MM0256GPM048ですが、OscillatorにErrataがあります(ありました)。

Silicon Revision がA1にこの問題があったようなので、念のため今使っているPICのリビジョンをMPLAB X IPEで調べてみます。


Read Device ID をクリックすると Device Revision ID = 0xA2 と表示されますので、Oscillater の問題は解消されているようです。
ついでにDevice ID を確認するには、window >Target Memory Views > Device ID Memory とクリックすれば、Device ID が773C053と読み取れるようです。

せっかくなので、真ん中あたりにある「Erase」ボタンを押してPICをキレイにしておきました。


この後、MPLAB X で再度、SOSCを試していたところ、、、なんといつの間にか動いているではありませんか。。。謎すぎます。。。


さて今回色々調べていて、何点か重要な点がありましたので、下記に記載しておきます。

  • 新しいPICのSOSCには、”High Power mode” と”Normal(Low) Power mode”があります。
  • オシロノプローブをSOSCIに当てると発信がとまります。 今回はSOSCOにプローブを当てて確認しました。 ※"Microchipの(SOSC)水晶振動子回路の設計における注意点 DS00002351A_JP"では、SOSCI側にプローブを当ててドライブ電圧を確認するとなっていますが、新しいPICでは発信が止まってしまうようです。
  • High Power mode では、SOSCOと VT-200 crystal の間に510kの抵抗を入れて400mVぐらいでドライブします。
  • Normal(Low) Power modeでは、SOSCOと VT-200 crystal を直結し、300mVぐらいでドライブします。
  • MCCではデフォルトで”Normal(Low) Power mode”が指定されるようです。

以下”Normal(Low) Power mode”と”High Power mode” の所設定と観測波形です。

PIC32MM0256GPM048の場合の設定か所は、FDEVOPT registerの SOSCHP bitです。


”Normal(Low) Power mode”の場合のCONFIG設定出力です。

”Normal(Low) Power mode”の場合のSOSCIの観測波形です。



”High Power mode”の場合のCONFIG設定出力です。

”High Power mode”の場合のSOSCIの観測波形です。

※注意SOSCIの出力に510kΩの抵抗を入れた先の Crestalに入力する端子部分の観測波形となります。


とりあえず動きましたので、続いてスイッチ操作によるメニュー表示などのプログラムコーディングに入りたいと思います。

20210213(+5.0h)

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