2021年2月11日木曜日

VFD_LD8035E_CLOCK 開発日誌(8) VFD フィラメント駆動方法。

 VFDのフィラメントの駆動には、Hブリッジドライバ BD6211F を使用して、交流で直列に繋いだ6個のVFDのフィラメントに電圧をかけています。


各VFD管の明るさを調整する為、そのVFD管を光らせる時にPWMでフィラメントの電力を増減させるアイデアです。


1.PWM信号①⇒JKフリップフロップ⇒HブリッジのLRをシーソーのように交互にHighにする信号②の生成。

2.上記①と②の信号をAND回路で合成してHブリッジを駆動する信号を生成。


1-①PWM信号の生成


1-②JKフリップフロップで1/2に分周し、HブリッジをONにする信号を生成。


PWMとJKフリップフロップの信号をANDで合成。
※PWMの出力をCLCINA, JKフリップフロップの出力をCLCINBにつないでいます。
PWM信号とJKフリップフロップの出力をMCCで直接指定できないため、一旦ポートに出力して、再度CLCINA,CLCINBに入れています。

※JKフリップフロップの入力はCLCINBから反転させてロジックにつないています。


上記手順で生成した出力信号です。一番上の赤から、、

赤:PWM出力

黄:JKフリップフロップ出力

青:AND①出力

紫:AND②出力


これで調整幅はすくないものの、各VFD管の明るさを個別に調整できるようになりました。

しかしながら、この明るさの調整は気休め程度です。 


VFD管を1msecでダイナミック駆動した所、各VFD管の明るさの差が少なくなりました。下記に表示の様子をしまします。 20210207(+6.0h)








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